今日は福岡からリコーダー奏者とそのお弟子さん、そしてコーディネーターの3方が平戸の教会を見に来られた。
リコーダー奏者の方はオランダ帰りのプロの方ですが、高校時代にリコーダーオーケストラの演奏会を田平教会でしたことがあるそうです。?十年前でしょうか?いや数年前ですね、きっと。
ボランティアガイドさんの案内で、平戸ザビエル教会、紐差教会、宝亀教会を回ったあと、最後に神崎教会も。ザビエル教会と宝亀教会はこうもり天井、紐差教会は船底天井。こうもり天井の方が音は響きそうですが、紐差教会の船底天井はさらに響きがよく、彼女のリコーダーの音色が黄昏時のステンドグラスの輝きと共によく響き渡りました。
教会は信徒だけでなく一般の人にも広く開放し、門戸を広げましょうという運動がバチカンで協議された後、観光スポットとしても教会は大きな位置を占めていますが、最近になって教会は祈りの場所であって、エンターテイメントの場所ではないとの考えがまた主流になってきました。
平戸は音楽ホールがないけれど、こんなに音楽に適している教会堂がある。だからと言って祈りの場所をコンサートの会場に使わせてというのは筋違い。。。。
わかってはいるけれど、箱ものを作る余裕もない田舎町にとって教会は最高の音楽ホール。彼女の奏でるリコーダーの美しい音色を信徒さんをはじめ多くの方に聴いてもらいたいと改めて思った教会巡りツアーでした。