アルベルゴ・ディフーゾ構想が平戸市に持ち上がって2年半。いよいよ6月に開業とのニュース。
イタリア発祥の取り組みで地域に点在する空き家などを活用した分散型のホテルを意味する言葉だとか。
どこの地域も空き家対策で大変ですが、専門家に言わせると、平戸の街は全国でも珍しく古民家の様相を美しく残している場所だそうで、随分前に街の修景事業を行ったことが生かされているようです。この事業で作ろうと思っても作れない貴重な古民家が失われずにすむことはとても良いことですよね。大きな梁などは見せて外観はおしゃれに生まれ変わっています。
これまで土産品店だったところは1階部分がインフォメーション。ここにはこの事業を請け負っている狼煙さんが宿泊のインフォメーションを担い、観光協会も入って観光案内や土産品を販売するとのこと。2階部分は宿泊施設になっているようです。
その近辺に数件、朝食が食べられる場所ができ、街から少し離れますが、平戸海上ホテルのすぐ上の旧家本澤邸やオランダ人のお友達が宿にしたいと何年も前に買った古い大きなお家(元旅館)も宿泊施設としてオープンします。随分時間がかかりましたが、彼の想いが実現して嬉しい。
というわけで人口減少に歯止めがかからない田舎ですが、来てみたら平戸の魅力に取り憑かれる美しい風景や良い気に出会うために快適に過ごせる場所を少しずつ整えつつあるという感じでしょうか。
我が家からは海が見られないのですが、ちょっと動くと必ず海と平戸城が見える景色が現れます。あらここからはこんな感じ、こっちからはこんな感じと見る角度でまったく違うところに来たようです。先日の平戸二度咲きさくらの会の花見の巡回でも、行くところ行くところとてもきれいでまるで観光をしているかのようでした。と平戸自慢をしてもお友達は日本は全国どこも美しいし、歴史もあるし、だから平戸に行こうっていう理由にはならない、ともっともなことを。期せずして5代目がBS日テレの取材の中で、平戸に帰ってきたらとても好きな場所だった。と平戸愛を語っていたので、やはり「飛鸞」ってどんなところで醸されているの?って思ってもらえる人口を増やせるように精進する!に尽きますね。(平戸ってほんと良いところなんですよ。平戸愛が止まらない女将)