オランダ3日目の朝はザーンセスカンス(風車村)へ。ここでチーズを大人買いと思っていたのだが、重い重い。数量制限せざるを得ない。午後は本来ならディアネの墓参りに行くつもりだったが、直行便で連れて行ってくれる人を見つけることができず、ディアネの墓参りは断念。代わりにライデンを視察。ライデンの歩行者天国をぶらりとしていると「MORI~」と声かけるものあり。振り向くとノートワイケルハウト人ではないか。やっぱオランダは狭い。ノートワイケルハウト人はまだ日本人の姓を呼ぶ時「~さん」を付ける風習を習っていないと見える。今度会った時ははしっかり教育しないと。
夜はスポンサーの一つバス会社のオーナーのお宅でバーベキューだった。
ひとしきり飲んで食べていると「馬車に乗らないか」とお誘いが。ワォーなんてステキ!馬車に乗り込んで美しい住宅街を散策した。オランダ最高。このオーナーのお宅に隣接するように馬が飼われている。ホストマザーに「お宅の馬なのね?」と訊けば「違う違う、お隣の馬よ。手入れはお隣さんがして私たちは見て楽しむだけよ。」このホストマザーは料理も肉屋任せ。サプライズの花火も接待も全部旦那任せの「私が女王よ。」みたいな奥さんだった。うらやましい~。サプライズの打ち上げ花火は平戸の夏祭りの縮小版のような本格的な花火だった。やはり規制知らずのオランダだ。
さて、夜もだいぶ更けてきたが、一緒に同行している平戸の青年は甘い50度くらいのアルコールをオランダ青年相手に一気飲み競争を始めた。
アルコールの失敗経験豊富な私が「気をつけた方がいいよ。」とアドバイスすると、「僕が一気飲みできないと思っているでしょう?」と意気軒昂。おいおいからむなよ。結果を見ずして良識ある大人たちはホテルまで1キロの住宅街を大きなお月様の明かりを頼りに「オランダはなんてすてきなんだ」と感嘆しながら帰った。