今日は80代の乙女たちと(義母86歳、母84歳)有田の炎の博文化ホールに行ってまいりました。
こちらのホールは昨年10月に次ぐ二度目。この辺では一番良いホールではないかと有田のレベルの高さに感心しています。
母は車いすを利用するのですが、駐車場からのアプローチ、ホール内に至るまで完全バリアフリー。ホールに階段はなくゆるやかなスロープ。入口近くに車椅子用に座席をつぶしてゆったりとした空間があります。
機能性もさることながら木製の重厚なバロック様式、高い天井、有田焼のシャンデリアと贅を尽くした設いに音の響きの良さ。
音楽ホールを持たない平戸に住むものとして羨ましい限りです。

さて、今日のプログラムは古楽器アンサンブル。有田焼きがヨーロッパに輸出を初めて400年。とのことで、当時ヨーロッパで演奏されていたバロック音楽でした。当然、南蛮貿易で数多の外国人が日本に来ていた頃のことですから日本人もこういう音楽を聞いていたのではないかと想像されます。宣教師フロイスが当時の著書に「日本人はポルトガル人が踊るのを見て、変な踊りだと言った」という舞曲の演奏の時はどんな踊りだったのだろうと無性に興味を掻き立てられました。バックに当時の様子を伺わせる映像を投影しながら聴けると最高ですね。