雪降ったりしている時期に二度咲き桜の話なんてちょっとズレちゃってますが、月に一度お会いする会でのある方のお話にたいそうそそられまして頭の中はこの二度咲き桜のことでいっぱいになっています(笑)

中国より平戸にもたらされた「二度咲き桜」は平戸市指定の天然記念物。花の中にまた花が咲く大変めずらしい桜です。学名も何もなかったのでいち早く大村公園に植樹した大村市が「オオムラザクラ」という学名を付け、今や大村公園は二度咲き桜の名所になっています。
ちょうどカステラと言えば長崎市と誰しもが思っていますが、もともとは二度咲き桜もカステラも平戸から入ったものでした。

二度咲き桜は平戸サクラという名前で歌もでき、地元のシンガーが全国のコンサート会場で披露しています。観客の方々は是非その桜を見たいと遠方からでも平戸にお出かけになられるそうです。
だけど、地元の人も二度咲き桜のことを良く知らないし、ほんの数本亀岡公園でひっそりと咲くだけ。やがて桜の寿命が来た時には平戸原木の二度咲き桜がどこにも無いということになりかねません。この桜をオーナー制かなにかで今から少しずつでも植樹をしていかなくてはならないのではと思う今日このごろ。

亀岡神社には愛のパワースポットなるものがあるのご存知でしたか?
この二度咲き桜も実はパワースポットの一つ。
愛しあう二人が同時に木に触れ、お互いの名前を呼ぶことができれば来世でまた巡り会えるという都市伝説があるそうですよ。この近くの猶興館高校の学生さんにはとても人気のスポットらしいです。

もう一つ、亀岡神社の境内の前に塞渕祠(そくえんし)とういう祠があります。平戸藩松浦家31代のお殿様ご夫婦はたいそう仲が良かったけれど、早くに奥方さまが亡くなられたそうです。仲が良くあられたことを慕って35代のお殿様が立てられたもの。
塞渕祠(そくえんし)とは誠実にして思慮に富み思いやりが深いとの意味があるそうで、夫婦円満の神様として崇められているそうです。毎年亀岡に初詣に行くのにその存在すら知らなかった私です。

こういったパワースポットも何かアクションを起こすことで皆様に親しんでいただけるきっかけになるのではないかなーと、まずはお抹茶と桜のコンサートなんぞを楽しみに桜の季節を待ちわびています。