梅雨はあっさり明け、連日猛暑の続く平戸です。

思い起こせば丁度二ヶ月前、なんとなんと蔵開きの日に梅雨入りしたのですから(あの土砂降りをまだ恨みに思っている)さっさと明けて当たり前でございます。

蔵では、最後の奈良漬けの作業が終わり、甘酒を仕込みました。今回の甘酒は今までとは違う麹を使っています。ある思惑があっての麹の変更。思惑通りにいくといいのですが。

そして、今季最大のチャレンジ酒「貴醸酒」のラベルも決まり、ようやく出荷の運びとなりました。貴醸酒は全国でもあまり造られていないので、貴醸酒を飲んだことがある方は少ないかもしれません。

三段仕込みの最後の段階で、仕込水の代わりにお酒を使うという超贅沢なお酒です。

貴醸酒が生まれるに至った経緯は晩餐会などで国賓をもてなす時に国酒の日本酒ではなくワインが使われているけれど、ワインに負けない高級な日本酒を造りたいと思った蔵元さんの発想だったとか。

晩餐会では「日本酒で乾杯!」してもらいたいものです。

甘くて深い味わい、手前味噌ですが、とても良くできております。

飛鸞取り扱いの酒販店でお求めくださいませ。

飛鸞 貴醸酒 Reborn