一昨日ある方から「お宅の息子さんの結婚式が縁でうちの息子も結婚しました!」と喜びのラインが。
うちの結婚式で生まれたご縁って!うちのお嫁さんのお友達と結婚したってこと???聞いてない聞いてないそんな大事なこと。
急ぎ、嫁のYちゃんに確認。「えーお母さん知らなかったんですか???」と知らないことに驚きが。そりゃそうよ、こんないい話聞かせない息子は一体何者?
友達の結婚式で知り合ってという話は世間にはよくあることなのでしょうが、身近に起きたのは初めて。なんだかいっぱいのご縁が繋がったような久しぶりにイイお話でした。
さて、大寒波で雪国は大変なことになっているようですが、ここ平戸も今日はうっすら雪化粧。
山間部は通行止めになっているようです。いかんせん、雪の対策はほぼ0の町。スタッドレスタイヤとかチェーンとか意識に全く無いので、ほんの数センチ積もっても交通機関は麻痺状態です。
蔵内の温度も今朝は2度だったとか。寒造りには有り難い気温。蔵人からはさぶっの声が。この気温が酒造りの終わる4月まで続くことはなく、すぐに暖かくなるので、寒暖に翻弄されながらの酒造りが延々と続きます。
今季は生酛に初挑戦。生酛とは、一体何?と思われる方もいらっしゃるでしょうから少し説明を。
お酒は最初にお酒の元となる酒母を造るところから始まります。この時、米、麹、水、酵母で造るのですが、日本酒には酸がとても大切な役割を果たしています。この酸は乳酸なのですが、これを加えることによって酵母以外の雑菌が繁殖しにくい環境を作ります。
生酛は蔵に住み着いた乳酸菌から造ります。生酛でない場合、酒母を造る時間は大体1週間なのに対し、生酛でやると1ヶ月ほどかかります。酒母タンクから大きな醪タンクに移して更に水、米、麹を3段階に分けて足していく三段仕込みをするのですが、この期間が1ヶ月ほどかかります。一本の酒を造るのに、生酛にした場合、約1ヶ月ほど長くかかることになります。こりゃあ4月で終わるのか??って話です。速醸と生酛を何本も同時に仕込んでいきますので、蔵の中は大変そう。
酒を絞れば直ぐに瓶詰めして冷蔵。明日は日曜日なのに詰め場の従業員さんは振り替えて出社。こんな日常が続きます。
今年の飛鸞会は「速醸と生酛の飲み比べ」の予定。乞うご期待。