暖地にも 雪降りて想う 能登のこと

雪マーク 杜氏喜ぶ 寒造り

今朝、寒さで目が覚め、思いついた俳句。平戸にも雪が降りました。

近年の暖冬で九州での酒造りはとても大変。低温でじっくり発酵させないといけないので冬の寒い時季に酒造りは行われますが、12月になっても本格的な寒さは到来しなくなっています。蔵内では温度管理が大変でとても神経を使っています。

なので、杜氏にとっては雪が降るくらいの寒さが大歓迎。と同時に避難所でどれだけ心身ともに辛い思いをなさっていることかと雪国能登を思わずにいられない久々に感じる寒気でした。

「飛鸞」は毎月違う商品を新酒の状態で出すのが基本です。

今季は11月から販売をスタートし、すでに1月までに3種類の「飛鸞」を出しておりますが、その合間に限定品が入り込んできます。
今月は限定品の仕込本数も多く、2月以降の出荷が最盛期を迎えます。昨季は一年中酒造りを行いましたが、夏場の造りはどれだけ設備を整えても温度管理が難しく今季はなんとか6月までには造り終えたいようです。

大寒を過ぎ、いよいよ春に向かいますが、酒造りの現場は気分とは裏腹に気温との戦いが繰り広げられています。

写真は昨日平戸にお越しになられたお客様と平戸城天守閣から撮った寒々とした平戸瀬戸。

このあと、雪が積もりました。