毎月1日と15日には家中の神棚に榊とお神酒を上げますが、9月1日には榊の代わりに栗を上げます。「くり」にかけて、繰り合いがよくなるようにと商売繁盛の願いを込めて捧げられるもののようです。
栗も実をつけて確実に秋に向かっていますね。この時期は平戸はアゴ(トビウオ)漁で忙しくなる時期ですが、地元の瀬渡し船の方と話をしていたら、アゴはまだ一匹も現れず、沖で釣り上げた石が熱くてびっくりしたというではありませんか。今朝の海中温度が上がって大変っていうTVを見てこの方話しているのかしら?というくらいタイムリーでしかも話が合致。北海道でカマスの代わりにアジが釣れる世の中ですから、その内平戸沖では熱帯魚しか釣れないという時代もそう遠くはないかもしれません。
酒は秋がまた旬でもあります。
新酒の頃はフレッシュで香り高いですが、秋頃になると味がこなれて円熟味を増すことから「秋上がり」と称されています。キンキンに冷やした冷酒から徐々に常温のお酒、そしてぬる燗と旬の肴が移り行くように、日本酒の飲み方も変わっていく醍醐味。もうたまりませんね。