今年は天候不順で米の収穫が遅れたり、明治蔵のリノベーション等々で
10月後半からのやや遅れての酒造りに入りました。
シャッターが降ろされ、工場内の見学は酒造りが終わるまでご遠慮いただいて
おりますが、明治の酒蔵ではこれまでどおりお酒の説明をさせていただき
試飲、ショッピングができますのでいつでもお立ち寄り下さいませ。
さて、今立ち入りが禁止されている工場には今季から新しい設備が3つも入りました。
1つ目は
搾り機です。
これまでの搾り機はもろみの入った袋を吊り下げて圧縮するタイプでしたが、
これは袋を寝かせて搾るタイプのものです。
二つ目は
プレートヒートクーラー
これは瓶詰めをする時に使うもので、タンクから出てきたお酒を熱処理
すると同時に続けて冷却できる装置です。この装置を通して瓶詰めします。
これまでは熱処理をしたお酒を瓶詰めして、氷をはった桶で冷却して
冷蔵保存するというとても手間のかかる方法でやっていました。
これで生産性がぐっと上がりますし、何より品質がいい状態で保存できます。
最後に3つ目
洗米機です。
これまで人力で米を洗っていましたが、機械がやってくれるので
よりきれいに洗えますし、省力化。蔵人も助かります。
一歩一歩ですが、五代目の酒造り、理想に向かって進んでいます。
例年この時期に頒布会を配布しておりましたが、
今年は年明けから頒布させていただきます。
名前も頒布会ではなく「飛鸞会」です。
その月に搾ったお酒をその月にお届けする無濾過生原酒
毎月何が届くかは秘密となっております。
市場に出回らないフレッシュなお酒を是非お楽しみ下さい。
日本酒好きにはたまりません!!