昨日明治蔵に来られたお客様、「日本酒のご説明をいたしましょうか?」と言いますとちょっと戸惑われ、ご同伴のお友達に声を掛けられる。

すると振り向いて「日本語話せますか?」と私にお問いかけ。「はい、日本語話せますけど笑」「すみません、彼は日本語話せません。」

お二人共アメリカ人ですが、お一人は東洋系、そして日本語が話せる君は白人。「いつも間違えて話しかけられます」とファニーな一場面。

そのあと私の友人夫妻も生まれたての赤ちゃん(Renちゃん)に会いにアメリカからやって来たご両親を連れて遊びに来てくれました。

彼らはヒスパニック系なので、スペイン語英語日本語と3ヶ国語が同時に飛び交う賑やかなテイスティングコーナー。

「飛鸞はマイアミで有名なのよ!」とお母様。「だって息子が宣伝するんだから」

私の友人は州知事なみの影響力があるようです。

さて、長らく明治蔵で販売できる日本酒がありませんでしたが、ようやく蔵元限定酒ができあがりました。

その名も「prototype-A」。蔵元限定酒は杜氏の試験醸造となりますので、数量に限りがあり、市場に流通させない商品です。

「prototype-A」は12号酵母(協会酵母)を使用したお酒です。12号酵母は別名「浦霞酵母」とも言われますが、五代目の修行先、佐浦酒造さんの蔵付き酵母。

今ではあまり使われていない酵母のようですが、この度佐浦酒造様のご協力で使わせていただくことができました。

どんな香りがするのでしょう。無濾過生の商品です。フレッシュ感と共に味わってみてください。

AがあるということはBやCも出るのかなっと女将は期待しております。

このラベルは蔵元限定酒用のラベルです。裏ラベルを見ると

中に入っているものが何なのかわかります。